ニワトリ社会から学ぶいじめの対処法
6羽だった最初は仲良しだったニワトリたちが、13羽に増えたのですが途端にえげつないイジメが始まった。ちょっと行動がおかしかったり、他の子と違っていたり、体格が劣る子がイジメに遭うようになったのだ。そばで見ていてハラハラするレベルにまで…。
集団でちょっと異質なものを無視したり、攻撃したりするのは、あたかも人間のコミュニティを見ているようでなんだかとてもやるせ無い気持ちになりました。
これがやはり生物なのか…とも。とはいえただ見ているだけではイジメを受けている子がかわいそう。どうすれば解決するのか、色々試してみました。
解決策1:時間が解決するのではないか、と待ってみる。これは全然ダメ。むしろ時間が経つほど悪化する。
解決策2:広い場所に移動する。これもダメ。結局顔を合わせるとダメ。
解決策3:外圧を入れる。他の群れに合流させて「敵の敵は味方」理論で解決するか…これも結局ダメ。どれもその場しのぎにしかなりません。
色々やって万事休すか…と思ってふと気づいた「そもそも違う場所で飼えばいいのだ」と。相性の良し悪しは誰にでもある。同じ空間にいなければ良い。そうしたらすぐ解決して、いじめられていた子も元気一杯、その子の個性を出し始めた。
ひとつ教訓になったのが「いちばん強いヤツは弱い者イジメをしない」ということ。群の中で中途半端な強さのヤツが異質な者を攻撃するのだ。これははっきりわかった。よし、そんなの無視していいぞ、と思えてくる。これは人間社会でも同じだ。人をいじめるやつに「強いヤツ」はいない。器もお猪口の裏だ。
「異質な者を攻撃するヤツからは一刻も早く離れて、自分らしく生きられる場所に移動する」これはイジメに屈した訳ではない。器の小さな生物から離れ自分らしさを取り戻すことが自分の器を大きくするのだと思う。そして、自分に合う場所は必ずある。中途半端に関係を保とうとしてはいけない。即離れよう。
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