仮想通貨の格付が発表!そもそも「格付」とは
アメリカ格付機関「Weiss」が初の仮想通貨の格付を発表
http://coinpost.jp/?p=12282
アメリカの格付機関(Weiss Ratings)社が格付事業を開始しました。日本時間では1月24日の午後11時に発表され、一時WEBサイトに殆ど繋がらない状況となったため、まだ確報をご覧になっている方も少ないのではないでしょうか。
仮想通貨格付の結果
結論から申し上げますが、「格付の結果だけ」に一喜一憂するのはやめましょう。
- どのような評価項目があるのか
- 何故その評価なのか
ということを自分自身で消化できない限り、盲目的に格付を信じるのは最も危険な行為です。
但し、その格付を見た人々がどう考え、短期・長期それぞれでどのように動いていくのか予測することはマーケットをみる目線を養うという意味では重要かもしれません。
現に、リーマンショックの根本原因は、大手格付機関が、ゴミ屑債権の集合体に、A格以上の格付を付与し続けたことが発端でした。詳しい内容は、映画『マネーショート』をご覧下さい。非常に勉強になる映画です。
そもそも「格付」とは何か
日本大手格付機関(R&IやJCR)の評価基準が参考になるかと思います。海外では、「S&P」「Moody’s」などが非常に有名ですね。
参考:R&I「格付符号と定義」
格付会社の売上は、評価対象の会社から貰う手数料
「床屋に髪を切るべきか聞いてはいけない」かの有名な投資家・ウォーレンバフェットの言葉です。
格付をみる際に常に意識して欲しい事は、一定の色がついている可能性がある、ということです。もちろん財務的な数値を元に形式的な評価は行っていることは間違いありませんが、本当の本当にそれが正しいかどうかは、定かではありません。
ぬか喜びせず、自分自身で投資対象を徹底して調べていくことは、格付機関がいようがいまいが、関係ないことかもしれませんね。
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