魚釣りから学ぶ対人コミュニケーション
釣りをするときは「魚の都合やお食事のタイミングに合わせる」ことが大切。夜明け前に行くことや、潮の動きを読んで「お魚さんに人間が合わせる」という行為が普通に行われる。しかし、対人関係になると「相手の都合」が抜け落ちることがしばしばある。
「相手の都合を考えない」ということは、よりポジティブに解釈すると「人間には期待している」という背景があるためだ。だが、しょせん人間も生物だ。基本的に自分以外の生命体が自分の意のままに行動すると考えてしまうこと自体がちょっと「期待しすぎ」というものだ。で、期待が裏切られると人は怒る。
対人関係は、魚釣りと一緒で「人事尽くして天命を待つ」「自分のできることに集中する」「相手は意のままに動かせない生物であると理解する」「信じるけど期待しない」というスタイルでいられると、生きやすくおおらかな世の中になるのではないか….?などと一本釣りをしながら考えた漁師の話でした。
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