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技術や情報の価値が上がる世の中。本当に価値があるのは「流動性」だと歴史が証明している!

「流動性があるもの」とは、人間で例えると「環境に左右されず、どこへ行っても稼げる人、求められる”人財”」のようなイメージです。

終身雇用で一つの会社に忠誠を誓い、生涯をかけて同じ会社に尽くし続けるサラリーマンとは対極にあるものですね。

水が一箇所に止まると腐ってしまうように、人間もいろんな環境に身をおくことで成長していきます。

一つの経験を掘り下げることは大切ですが多角的な視点で物事を分析できるという価値は他の人との差別化に繋がります。人間の評価は相対評価なので、他者との差別化ができるということは、流動性のある人にはそれだけの「価値」が認められることになりますね。

この記事では、そんな「流動性」の大切さを考えてみようと思います。私たちが使っている「銀行」「企業」「お金」にとっても、実は「流動性」がとても大切な役割を果たしてきているのです。あなたの持っている仮想通貨の「流動性」も気にした方がいいかも?

働く人にとって大切な流動性

「あなたは明日、会社をクビになったらどういきていきますか?」

この問いに即答できる人は果たして何割くらいでしょうか。筆者の予想ですが、大半の人が困るのではないかと思います。

会社をクビになって次へのステップが思い浮かばない人は「その人の価値が会社に依拠している」のです。

個人事業主でも同じです。「あなたの主要な事業(商品)になんらかのトラブルがあったらどうしますか?」の問いに答えられなければ同じこと。

あなたの価値は「あなた自身」でなくてはいけない

一度しかない自分自身の人生を思い切り生きるために、自分自身の価値を高めるにはどうすれば良いのでしょうか。

ズバリ「どこでも働けるスキルを手に入れる」ことだと思っています。英語力でもよし、金融力でもよし、プログラミングでもよし。「これなら」というスキルを2~3持つことだと思います。

筆者は金融力、英語力は日々磨き続けていますが、自分の価値を高めるために地方移住という得難い経験をすることを決意し、ブログを書き始めました。『無形資産であるブログの価値が上がっていく?仮想通貨の上昇にみる無形資産への投資と「本当に価値あるもの」について』でも書いた通り、カタチのないものの価値を高めていくことは今後重要になってくると思います。

「これなら四六時中熱中できる」というモノを見つけておくことも重要

そうはいってもそんなに自慢できるスキルが今思い浮かばない、という方も多いかもしれません。

天才と呼ばれた人たちも最初は初心者でした。あなたがこれから他人に自慢できるスキル、知識を付けるとしたら何をするか、そのヒントになるのが「あなたの好きなこと」「熱中できるもの」です。

あなたにとっては当たり前のことでも、実は周りの人からしてみると価値ある内容かもしれません。

自分の流動性を高めることは自分の価値を高めること

会社の看板ではなく、個人の名刺でお誘いを貰えるようになっておくこと、つまり人材としての流動性を確保しておくことで人生はもっと楽しく活動的になるのではないでしょうか。

「会社にしがみ付かなければいけない人間にはなりたくない」と言いつつ、家族ができ、マイホームを買い、気づけば退職金を目当てにした住宅ローンを借りている。会社に人生まるっと人質に取られて身動きできない。流動性に欠けた”腐った水”状態です。

そうなるとやりたいことができた時や、仮に会社で失敗した時に後が無くなってしまいます。

人間余裕がないと思い切った挑戦が出来なくなってしまうのです。挑戦ができない人生ほどつまらないものはありません。

お金の価値を維持するためにも流動性が大切

銀行には「流動性規制」という厳しい規制が課せられています。

バーゼルという国際的な規制に「流動性カバレッジ比率(※)」というものがあることに加え、預金を受け入れる銀行は「準備預金制度」という制度のもと、リスクに負けない流動性を予め積んでおかなければならないのです。つまり、流動性リスクを避けるために銀行は多額の現金同等物を手元に置いているのです。

※流動性カバレッジ比率については「FIN-SOL 流動性リスク管理システム」を参照

なぜ銀行に流動性規制が課されているのか

流動性リスクが顕在化すると恐ろしいことが起きるという歴史を教訓にしているからです。流動性リスクとは、一言でいうとお金の目詰まりです。例えれば水道管に何かが詰まって水が流れなくなること、とも言えるでしょうか。経済の血液であるお金の流れが止まってしまうと経済全体が停滞してしまうのです。

また銀行は準備預金制度のもとで、「受け入れている預金等の一定比率以上の金額を日本銀行に預け入れること」を義務付けられています。これも過去に起きた取り付け騒ぎによる教訓に基づくものだと言われています。

リーマンショックも流動性リスクが原因

2008年に起きたリーマンショックも流動性リスクが顕在化(お金の目詰まり)した事象の一つなのです。結局各国の中央銀行が資金供給(マーケットにお金をじゃんじゃん供給)を行ったことで収束しましたが、傷跡は決して浅いものではありませんでした。

日本でも流動性リスクにより金融機関が相次いで破綻

1997年の三洋証券の破綻を発端に、拓銀、山一證券、長銀と大手金融機関が破綻しました。銀行間市場では金融機関の破綻が起こったことが、多くの金融機関を信用不安に巻き込む原因の一つとなり、預金の取付け騒ぎが発生するなど深刻な自体になりました。中でも山一證券の破綻による銀行間市場の機能不全化は非常に深刻なものであったようです。

昔からあった取り付け騒ぎ「豊川信用金庫」の事例

1973年、女子高校生同士の会話で「信用金庫なんて危ないわよ」という冗談から「経営が危ない」と伝わり、経営は健全であるにも拘らず同金庫に取り付け騒ぎが発生したものです。取り付け騒ぎは一つの支店だけで1,650件、金額で4億9000万円の引き出したあったとされています。

大蔵省東海財務局長や日本銀行の名古屋支店長が連名により経営を保証する旨の張り紙を出すなどの対応の結果、取り付け騒ぎはおさまったそうです。

金融機関における取り付け騒ぎの事例研究 -リスクマネジメントの観点からの考察と提案-より)

流動性リスクを避けるために日本銀行の「最後の貸し手」としての機能もある

日銀は 2001年に補完貸付制度(所謂ロンバート貸出)を導入しました。

これにより日銀に担保を預けていれば、金融機関はその範囲内で日銀から流動性供与を受けることができるようになったのです。補完貸付制度が存在すれば、日銀は銀行のラストリゾートとして機能することになるのです。

日本銀行の機能としてこうした制度ができたのも、流動性リスクがいかに恐ろしいものであるのか、1990年~2000年の金融危機時に明らかになったからに他なりません。

金融機関の破綻事例に関する調査報告書より)

企業にとっても資金繰り(流動性の確保)は最重要

「黒字倒産」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。利益は出ていても、資金繰りに詰まって破綻してしまう企業は多いのです。

事実、日経新聞によれば、2016年に倒産した544社のうち半数以上が最終決算で黒字を計上した企業とのこと。売掛金の回収が遅れたり、在庫が不足したりして、期日通りに債務の支払いができない状態になり、流動性が不足することで倒産してしまうのです。

意外かもしれませんが、企業が継続的に活動していくためには実は流動性の確保に最も気を付けなければいけないのです。

黒字倒産、昨年は過半(日本経済新聞)

仮想通貨も、バブルが弾ける時は流動性リスクが顕在化した時か

価格上昇が最近話題の仮想通貨も、このような流動性リスクは十分に考えられると思います。

代表的な仮想通貨であるビットコインは、価格が上がった際など、取引量が増えた時にトランザクション詰まりを何度も起こしてきました。つまり、流動性が一時的に確保されない状態になったのです。

様々なものの価値である流動性は、「その価値が欲しい人のところに、想定する時間内に届くこと」によって初めて実現されるものです。

界隈ではブロックサイズを拡張することによる脆弱性を懸念する声もありますが、私自身は流動性がもっとも大切な「価値」につながるものだと思っているので、トランザクション詰まりから遠い通貨が今後、より価値を持つのではないかと考えています。

まとめ

お金の流動性が大切なことは歴史が証明してきました。

人材の流動性や仮想通貨の流動性大切なことは、これからの世の中が証明していくことになるでしょう。

少なくとも過去、流動性が確保されないものは価値がないものとみなされてきました。

人材の流動性が高まり、「新たなお金」が生まれようとしている今、改めて価値があるものとはどういうものなのか、ということを考えてみると良いのではないでしょうか。

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