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「常識」にとらわれるヤバさ。「常識的に考えて〜」と思った瞬間マズイと思うべし。

📘生き方・考え方

2018年に脱サラして夫婦で地方移住したさかえるです。

この記事では「常識」って怖いね、という話をするとともに、時代にあった「妥当な考え方」をするにはどうすればよいのかということを考えていきます。

例えばこんな話がありました。会社の新人がエレベーターを上司より先に降りたその時

「いやそれ常識的に考えておかしいでしょ。一般的なマナーとして〜」

という上司さん発言。こんな日常が皆さんのところにもゴロゴロ転がっているのではないでしょうか。「まっとうに」だの、「一般的には」「普通は」こんな言葉を本当によく耳にします。

先ほどのエレベーターの事例では、新人いわく「偉い人から降りようとすると、譲り合いになって結局乗っている人を待たせること多くないですかね」と。「別に先に偉い人が降りたところでその人がキモチよくなるくらいの話で、取引先の人でもないのに意味ないですよね」と。

私はその考え方が確かに妥当な部分もあると思ったのですが、皆さんはどう思われますか?

常識とは何か

じょうしき

常識健全な一般人が共通に持っている、または持つべき、普通の知識や思慮分別。的」

まずもって「健全な一般人」というワードに引っかかりますが、今回は常識について切り込む記事ですので、一旦は詳しく触れずにスルーします。「一般的に」とか「普通」というのも恐ろしい単語ですよね。

特に会社勤めをしていると「10人中9人がそう思ったらそれが正義(妥当なものと言える)」が「普通」であったり「常識」になっているような気がしています。果たして本当にそうなんでしょうか

正しいこと、妥当なことが多数決で決まる?

例えば歴史上の「常識」の中にはこんなものもありますよね。

  • 怪しい奴は魔女だから火あぶりにするべきだ。
  • 切腹は男の美学である。責任を取るときは腹を切れ。

今考えると恐ろしいですよね。タチの悪いギャグですか?と。

そして今は廃れてきた「常識」にもこんなものがありますよね。

  • 早く結婚して子どもを作ってイチニンマエ。
  • 旦那はガシガシ働いて一家を支えろ。嫁は専業主婦としてちゃんと家事育児をしっかりやるべし。
  • 仕事が終わらなければ残業してでもなんとしても終わらせるべし。
  • 40年勤め続けて会社に忠誠心を誓う。

今見ると笑ってしまうようなことや、ゾッとするようなことでも、その当時は「常識」から少し逸れただけで叱られたり、白い目で見られたりしていた訳です。

多数派の数による暴力、ですよね。「みんながこう思っているから、だから正しい」という考えではないでしょうか。

古い「常識」で行動していた昔の人たちは皆バカだった、という浅い考え

ちなみに「うわぁ昔の人たちは本当、バカだったんだなー。今に生まれて本当に良かった」

…と思ったあなたもちょっと危ういかもしれません。

魔女狩りや切腹も、その常識があったときは、それなりの時代背景があって「当時は妥当な仕組み」だったのかもしれません。

切腹だって、戦乱の世に、その人が腹さえ切ればそのあと一家一族お咎めなしとなる面を見れば「無駄な争いを生まないよい制度」だったかもしれませんよね?

一括採用、個を消し去り「みんなで同じ方向に進むマス経済」だって、戦後の高度経済成長を支えた画期的なアイデアだったかもしれないのです(この点に関しては筆者は違うと思っていますが)。

つまるところ「自分が知っていることだけで判断しない」ということが大切なのではないでしょうか。

時代が変わってもなぜかドヤ顔で語られる過去の「常識」と「マナー」

10年で世の中は驚くほど変化する。20年たつと想像できないものが生まれてきた。

  • FAXでやりとりしていたものがメールになり
  • 固定電話がスマホになり
  • Windows98すらなかったのが、今ではスマホであらゆる作業ができ
  • 電卓で計算していたのがExcelのSUM関数で1秒で終わる
  • Excelすら使わずに、ロボットが自動で計算してくれる

Windows98がリリースされたのは今からたったの20年前ですし、iPhoneが販売され始めたのも今から10年前です。

私は、10年間という時の流れを甘く見ないほうがいいといつも自分に言い聞かせています。

10年後の世の中を予想できますか?ぼくたちの「常識」が妥当ではない理由

この記事を執筆しているのは2018年です。2030年の世の中がどうなっているか、あなたは分かりますか?私は全く分かりませんが、一つだけわかるとしたら

「今とは全く違う世の中になっている」ということです。

技術の進歩はもちろんですが、それよりももっと先行きを不透明にしているのが、100年以上にわたって「放っておくと人口が減り続ける」という状況を人類が経験したことがないからです。

人口が増える世の中で通用した「みんなと一緒に動いていれば、ある程度豊かになれる」がもはや通用しなくなる可能性が高いのです。

まとめ。変化に挑むことで、未来をつくる「常識への挑戦」をしよう

自分が「今知っていること」の範囲はものすごく狭くて、これから起きる変化に対応できるものではないかもしれません。

誰しもが分からない未来は「何が妥当かわからない」のではないでしょうか。

自分の狭い見識で物事をすぐに決めつけず「もしかしたら自分が間違っているかもしれない」「おかしいと思ったけど、なんで私はおかしいと感じたのだろう」という目線を持っていきていきたいですね。

 

「親孝行は、いい大学を卒業して、いい会社に就職して、安定した生活を過ごすことだ」

という時代錯誤な「常識」に一石を投じる人も増えています。

そもそも「新卒でいい会社に入って、終身雇用で退職金をもらって年金暮らし」なんていうモデルはすでに崩れているんですよ。

そんな時代の変化にも気づかずに「今までと同じ安定した生活」なんてものを望んで思考停止してる方がよっぽど親不孝でしょうが、と。

筆者も、

  • 自分が「おかしいだろ」「いいね」と思っても、その感覚をすぐ信じないようにする
  • 知らないことが出てきたらきちんと調べる。知識をつける。
  • 自分より若い人の意見をよく聞く

といったことを実践しています。先が見えないからこそ、時代を先取りするような、そんな価値観を持つために、常に変化していきたいですね。

 

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さかえる

さかえる

銀行辞めて田舎で収入の柱を複数持って“合わせ技”で生きてる33歳。限界集落で島暮らしを楽しみながら、ひじき漁や畑からWeb・動画・講演までこなす現代の「百姓」です。沖家室ひじき生産・加工・情報発信及びカスタマーサポート担当。

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