高い日本の教育費!家計に占める割合を悩む前に対応すべき4ヶ条!
「教育費…毎月結構かかってるなぁ。他の人ってどのくらい教育費にお金かけてるんだろう。」
「そもそも支出の何%くらいにしておけばいいんだろう。」
“教育費の割合は5〜10%が良い”とよく聞きますが、実はそれそんなに重要なことではありません。
これを書く僕は、政府系の金融機関で7年間勤務してきたお金の専門家。
そんな僕からすると、教育費の割合を考える前に、優先して考えて欲しいなと思うことが4つあります。
それが…
- 「人生で払える総額」を把握すること(「子供応援だより」で簡単にわかる!)
- 固定費と教育ローン(無駄を減らして、足りなければ親が借りる!)
- 祖父母と教育費について話すこと(贈与で補える可能性もある!)
- 教育の意義を考える(進学だけが答えじゃない!)
以上の4つです。
これを読めば、教育費の悩みから開放されるはず。(住宅ローンや旅行などの趣味のお金に使える分が増えるかも!) ぜひぜひご一読を!
【大前提】あなたは自分の「支払い能力」分かりますか?
そもそも自分が「生涯でどのくらいの金額」を払う能力があるか、ご存知でしょうか?
教育費は「住居費」「老後資金」とともに人生の3大支出とも言われています。
具体的に「総額どのくらいを教育費に充てられるのか」ということから逆算しないと、月々どのくらいの割合を教育費に充てて良いかが分かりません。
まだ自分のライフプラン(死ぬまでのお金の計画)が立てられていない人はまず将来のお金が心配?投資でお金を増やす前に、まず1分で50年先の収入と支出を「見える化」しよう。を参考に「生涯でどのくらいお金を使えるのか」を把握した上で、対策をしていきましょう。
教育費の水準を確認して「どのくらい必要か」把握しよう
そもそも自分たちが払える(払う)教育費がどのくらいなのか知らなければ、「具体的にいくら」備えればいいのかわかりません。その意味で事前に教育費の総額を知ることは、対策する前の大前提ともいえるでしょう。
教育費を知るためにオススメなのが「子供応援だより」。ざっくりとどのくらいお金がかかるのかすぐに分かります。
さらに詳しく知りたい場合は文部科学省の調査を確認することで、より自分の家庭の実情に合った内容を把握することが可能になります。
人生の2大支出・🏫教育費
「教育費」については、まずこのサイト『子ども応援便り』で事実をかくにんするのが大切だと思います。3,000万円…https://t.co/3PgmZpKZdq
さらに詳しく知りたい人は文部科学省の「子どもの学習費調査」を確認しましょう。https://t.co/XoXguexIgN
要ブックマーク! https://t.co/w9SGUoYEQk
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) July 8, 2018
さらに…
国立大学等の授業料その他の費用に関する省令 や、私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額を確認することで、これからの学費が何にどのくらいかかるのかより具体的に把握することができます。
また、国立大学と私立大学の授業料等の推移を確認すると衝撃の事実が…
大学の学費って
_人人人人人人人人人人_
> 昭和50年代の倍 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄教育費負担だけが上がっている。学生数の減少に反比例する形でものすごい勢いで上昇しているんですね。
(参考)国立大学と私立大学の授業料等の推移https://t.co/GWKdq5CsMk
— さかえる/お金は飲み物 (@sakaeruman) 2018年8月25日
上の世代がする「自分たちがこうだった」という話はもはや昔の話。
物価も上昇しているとはいえ、それを圧倒的に上回るペースで学費は上昇しているのです。
そんな時代だからこそ教育費については自分一人で悩んでいてはいけないのです。
「人がこう言っていたから」ではなく、「今、どうなのか」「自分の場合はどうなのか」ということを調べていきましょう。
教育費の家計に占める割合は5〜10%が最適という話はあるけれど
>>子どもの「教育費」は家計の5~10%が適正な水準!2018年から始まった「給付奨学金」など奨学金制度の最新事情と、自治体や大学のサポート制度を紹介!においても、無理なく家計をやりくりするには教育費の割合を抑えておく必要があるという話が展開されています。
が、「家計に占める割合」はあくまで目安でしかありません。
「家計の10%くらいに抑えておけばいいのね、はいはい」というのは早計です。実際に教育費負担が大きくなる時期にはそのような目安など何の役にも立たないような金額が出ていくことが多いのです。
この記事では「そもそも教育費に総額どのくらいお金をかけるのか」「そのためにその額をどのように工面すべきか」ということを「割合」の話よりも大切にすべき、ということをお伝えしたいと考えています。
「子どものため」と膨らみがちな教育費。子ども可愛さゆえに金に糸目をつけずに支出してしまうとしわ寄せが子どもにきてしまう場合があります。その代表例が「奨学金」ではないでしょうか。
大学進学者の3人に1人が借りている奨学金を利用すればいい?
高校、大学…お金が足りなければ奨学金を利用すればいいじゃないか。と思ったあなた。
少し待ってください。次のような事実もあるので、一旦立ち止まって奨学金を利用することが本当に妥当なのか、考えてみましょう。次の記事を読めば、そんな呑気なことは言っていられないはずです。
>>奨学金「2.6人に1人」が利用 将来苦しむ「借りるリスク」とは? (ZUU Online)
>>「奨学金地獄」は本当だった! 学生の2人に1人が借金の現実(PRESIDENT Online)
また、奨学金事業を行っている「日本学生支援機構」の次のリンクも、事実関係を抑える上ではオススメです。
>>「奨学金事業への理解を深めていただくために〔報道等を見て関心を持たれた皆様に向けたデータ・ファクト集〕
高い教育費!お金が足りないときの奨学金以外の根本的な対策
(対応策1)無駄な固定費は削減しつつ夫婦で稼ぎ、足りなければ親が「教育ローン」
面倒だから…と頭で汗をかくことをサボっていませんか?月額数千円でも長期間になれば数十万円、下手をすると数百万円の差になります。そのツケを子どもに払わせるのは酷というもの。
一時的にはしんどくても、この機会にしっかり無駄な固定費を見直してみませんか?
まだ大手キャリアを使っている人は格安SIMに乗り換えよう
この記事を書いている僕は、UQモバイルを利用しています。速度も快適で超おすすめです。
家計の見直し効果はなんと…
ぎょえ…。通信費ってこんなに家計へのインパクト上がってたんだ
1ヶ月の支出に占める割合
2000年:3%(10,500円)
2017年:6%(18,900円)12ヶ月で考えると
_人人人人人人_
> 10万円 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄昔より余計に携帯会社に払っているという
格安SIMにしてない人は見直したほうがいい pic.twitter.com/tmOXvvNMPU— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) January 30, 2019
📲大手キャリア→格安SIM
夫婦でかえたら新車買える💰Before 📶
☑︎ 大手キャリア:26万円/年
☑︎ 光回線:6万円/年
→合計 約32万円/年🎉After 🎉
☑︎ 格安SIM:4万円/年
☑︎ ポケットWiFi:6万円/年
→合計 約10万円/年「10年」でその差
_人人人人人人_
> 220万円 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) December 16, 2018
超低金利なのに住宅ローンを見直していない人はモゲチェックで固定費を見直そう
住宅ローン見直しサービスのモゲチェックは注目です。なんと申込者が平均480万円も得しているというデータが…!
いわゆる住宅ローン比較サービスなのですが、その特徴は「成功報酬型」であること。利用者の方が得をしないとモゲチェックにもお金が入らない仕組みになっているので「いかに顧客にとっていい比較ができるか」を真剣に考えてくれるのです。
FinTechの分野の登竜門FIBCにも3年連続で出場しており、金融業界で今最も注目されているサービスと言っても過言ではありません。
低金利の環境下、住宅ローンの借り換えは今しかない!申込者が平均480万円得している「モゲチェック(MOGE CHECK)」
「住むためだけ」にいくら払ってる?家賃だって削減できる
固定費で余計なものを見直していたら、人生3大支出のうち「住居費」を削るという選択肢を発見してしまいました。
「地方への移住」も選択肢の一つだと思います。
筆者は実際に千葉から山口県に移住しましたが…
千葉から山口への移住で得たもの
固定費の差額 10万円!
🏠家賃 11万→ 3万
🚗駐車場 1万 → 0
🚘ガソリン 0.5万 → 1.5万
💡水道光熱 1万→ 2万
🍙食費 5万→3万
🎡娯楽 2万→1万1年間にすると
_人人人人人人_
> 120万円 <
 ̄Y^Y^Y^YY^Y ̄確かにあくせく年収を追うのがばからしくなる https://t.co/M48T611Qe5
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) January 8, 2019
そもそも、稼げば支出はもっと増やすことができる
教育費対策その❶「夫婦で稼ぐ」
対策は早ければ早いほど、時間を味方につけられる。必要な額を認識するのが早ければ「教育費、ヤバい」と気づけます。
夫婦で稼げば家庭の収支はかなり改善します。とにかく教育費対策は「早く気づくこと」が第一歩! https://t.co/TJx9FXTXlX
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) July 22, 2018
教育費は子供に借りさせない!親が借りよう
教育費対策その❷「教育ローン」
奨学金が「こどもが借りる」借金である一方
教育ローンは「親が借りる」借金です「社会にでた途端に債務者」になる状況をよしとしないのであれば、親自身が教育費を借りることができる制度です。https://t.co/v29AsYMhQW
— さかえる/お金は飲み物 (@sakaeruman) 2018年9月10日
(対応策2)世代を超えて祖父母ともきちんと教育費について話す
教育費対策その❸
「世代を超えて協力する」祖父母、自分の親とおカネの話してますか?ライフプランや資金計画、贈与や相続のこと、住宅資金や教育資金の見込み、話してますか?
教育費の贈与は非常に賢い選択でもあります。親の老後資金計画も一緒に考えれば、みんなでハッピーになれるかも。 https://t.co/oFlxglaHYw
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) July 22, 2018
(対応策3)根本的に「教育の意義」を考えてみる
「ただなんとなく」将来の選択肢を広げるという意味で大学に行こうとしてないか。
「やりたいこと」を見つけられずに一生「やったふり」で終わってしまうのは悲しい。スゴロクのようになんとなく先に進むのではなく、自分の道を自分で切り開く力をつけていけたらいいですね。
— さかえる/お金は飲み物 (@sakaeruman) 2018年8月25日
教育費の闇を解決するには、
❶学びたい人の「お金の問題」を解決する…ことは必要であるものの
❷大学まで行かせて、いい会社に就職させなきゃ!という親の思考停止、知識不足の解消も必要だと思うんです。
多様性ということばでくくりたくないですが、いろんな人生があっていいと思う。 https://t.co/dUQxgb1Pkq
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) July 9, 2018
大学は「中学7年生〜10年生」が高い学費を払って「ただ行く」ところじゃないのでは?
子どもの「学問への貪欲さ」があるならまだしも、親が「何となく学歴という箔」をつけるためだけに行かせる大学は地獄
親の教育力の低さ、思考力の低さが、子どもの奨学金問題の根底にあると、強く思う
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) July 22, 2018
早いうちから自分と家族のライフプランを考えておくことは、抜本的な対策のうち効果の高い方法です。
お金の知識をつけて、必要以上に悲観しないようにしていきたいですね。
お金的に「天下分け目の合戦」が始まるのは40代中盤から50代前半。なぜかというと
・子どもが高校、大学入学(教育費という支出がオニやばい👹)
・一方でサラリーマンは出向や転籍で収入が下がるケースもライフプラン表を「天下分け目の合戦」のできるかぎり前に作っておくことで、負けない。
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) August 27, 2018
教育費を負担するときは「収入が出向などで下がるとき」とだいたい同じとき。
ホントに奨学金が必要な人たちもいる一方で「老後が心配」だからと子どもに安易に借金をさせるケースも。
「打出の小槌」じゃないんだから…そういう人にかぎって自分が老後に受けられる、ぶ厚い社会保障をしらない… https://t.co/JlKp5Fr1JR
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) August 5, 2018
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❶ 将来のお金が心配?投資でお金を増やす前に、まず1分で50年先の収入と支出を「見える化」しよう。
❷ 資産運用は50年先の未来をデザインすること。長期的な目線で資産運用を考える
若いパパママから声をあげるべき。子育てにもっとお金を投入できても良いのでは
こんな事実もあります。
【知りたくなかった3つの事実】
(1) 大学授業料
_人人人人人人人人人人_
> 昭和50年代の2倍 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄(2) 対して「所得」は2倍になってない
学生数の減少に反比例する形でものすごい勢いで上昇(3) 教育費は日本の場合、諸外国と違って「家庭で負担」
ツライね pic.twitter.com/TLlwXHt3Cv
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) April 8, 2019
教育費の高さに改めて愕然としつつ改めて見てみたんですが、社会保証給付121兆円のうち「医療・介護・年金」が88%。「子供」は6%。全国のパパママ!20代30代!もっと声あげましょうよ
イリオモテヤマネコが同じことしてたら「種の存続する気あるの?」って激詰めしたくなりません? pic.twitter.com/rj3otZWGzE
— さかえる(榮大吾)|ひじき漁師 (@sakaeruman) July 3, 2018
悲観ばかりしていられません。「どうせ変わらない」と行動しなければ確実に何も変わりません。
「保育園落ちた日本死ね」で、保育園不足について世の中の見方が変わりました。
教育費についても「まず知ること」から始めませんか?
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まとめ
人生において支出の大きな割合を占める教育費。
対策として以下の4つを考えてみましょう!
- そもそも自分が「人生で払える総額」を把握する
- 無駄な固定費は削減しつつ夫婦で稼ぎ、足りなければ親が「教育ローン」
- 世代を超えて祖父母ともきちんと教育費について話す
- 根本的に「教育の意義」を考えてみる
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